水土里情報GIS

1.水土里情報利活用促進事業による地図情報の整備

 平成18年~22年の5年間で県内29市町村の基図(地図)情報を整備しました。図-1のとおり、農地筆・区画図(法務局地図等)、農業用用排水施設図、農道図(農道台帳)、農業振興地域界図、オルソ画像(位置情報をもった航空写真)、電子地図の6種類です(一部未整備市町村あります)。

 尚、地図情報と農地情報を合わせて水土里情報GISと呼びます。

図-1:水土里情報GISの基図(地図)情報と属性(農地)情報
図-1:水土里情報GISの基図(地図)情報と属性(農地)情報

2.水土里情報GISの活用

 水土里情報GISは、コンピュータ画面上で農地(農業)情報を地図上に瞬時に展開して、ビジュアルな画像等を表示・印刷できることから、情報の蓄積、集計、解析、視覚的な提示ができるツールとして、あらゆる業務で活用できます。次ページに、主な活用方法を提示しました。

3.新潟県水土里情報利活用推進協議会による水土里情報システムの運用

 平成23年4月1日から協議会の運営規程に基づいて、水土里情報システムの運用を開始しました。会員は地図情報データベース利用許諾契約を本会と結び、利用目的に応じたGISソフトを購入して水土里情報GISの活用を図る仕組みです。平成26年12月時点の会員数は84団体で、国5、県4、市町村13、農業委員会3、土地改良区42、農業協同組合8、農業共済連合1(組合6)、農業公社1、地域農業再生協議会1、その他(大学等)6の構成です。最近は土地改良区の入会が増えています。

 協議会入会金及び地図情報利用許諾料金は無償です。ただし、地図情報の更新は有償です。本協議会は『低コストで高付加価値を生む水土里情報GISの活用』を方針として運用しています。数万円の費用で活用できることから、是非利用を検討してください。地図情報利用を希望する農業関係団体は、本会の水土里情報センターへ御連絡ください。

人・農地プランにおける農地利用集積計画図作成

人・農地プランにおける農地利用集積計画図作成

ほ場整備事業の地区設定

ほ場整備事業の地区設定

土地改良施設の管理(用水パイプライン)

土地改良施設の管理(用水パイプライン)

土地改良施設の管理(排水路工)

土地改良施設の管理(排水路工)

お問い合わせ先

新潟県土地改良事業団体連合会

水土里情報センター

Tel:025-286-1194(直通)

FAX:025-286-2574

詳細情報:http://www.doren-niigata.or.jp/pdf/20120907gis-ver9.pdf

水土里情報活用ニューズレター(バックナンバーと主な活用事例)(農水省):http://www.doren-niigata.or.jp/pdf/20160902_midori_news.pdf