下田土地改良区とは
新潟県のほぼ中央部に位置し、旧下田村全域を管内とする土地改良区です。五十嵐川流域に標高30mから300mまで農地が拓かれており、福島県只見町及び魚沼市に隣接する中山間地で豪雪地でもあります。市場評価の高い「しただ米」の産地であり又、国営総合農地開発事業で拓かれた畑では「越の紅」ブランドの甘藷が盛んに栽培されています。
昭和30年代から積極的に各種土地改良事業に取り組み、管内の基盤整備率は70%超と県内平均を上回っています。農業生産組織は全64集落に35組織ありますが、後継者不足から運営は厳しいものがあり、耕作放棄地の拡大が懸念されています。
本土地改良区は管内の6割の水田への用水供給施設及び、国営総合農地開発事業区域の維持管理を行っています。又、県営農地環境整備事業のほか、組合員の要望により老朽化した施設の補修、改良を計画的に行っています。
県営農地環境整備事業北五百川地区
北五百川地区は急傾斜地の狭小な農地で水稲を主体とした営農が続けられてきたが、営農者の高齢化により委託農家が増加していた。大型機械作業の困難な未整理地は委託耕作が進まず、耕作放棄地の増加に拍車がかかっていた。平成18年、北五百川地区圃場整備組合を立ち上げ、県営農地環境整備事業に取り組むこととした。合わせて委託農地の受け入れ団体として農事組合法人「いもがわ」を設立し、農地の集積を図った。平成19年事業採択を受け平成20年に区画整理に着手。しかし、平成23年7月29日に発生した豪雨災害により、完成間際の圃場は大きな被害を受けたため、事業年度が延長されることとなった。
北五百川地区(施工前) |
北五百川地区(施工後) |
事 業 主 体 新潟県(三条地域振興局) 事 業 年 度 平成19年度~平成26年度 事 業 費 8億2100万円 事 業 量 区画整理 20ha 他 |
理事長 | 斎藤 幸男 |
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住所 | 〒955-0151 新潟県三条市荻堀830番地1 |
連絡先 | TEL 0256-46-3124 FAX 0256-46-3123 E-mail s-dokai@wonder.ocn.ne.jp |
受益面積 | 1,970ha |
組合員数 | 2,091人 |
設立年月日 | 昭和52年1月21日 |
認可番号 | 新潟県第363号 |
業務内容 | ■維持管理事業 頭首工 4ヶ所、用水路 17,642m、パイプライン 42,750m、排水路 41,197m、農道 39,124m ■事業実施状況 県営農地環境整備事業 北五百川地区(H19~H26) 農業基盤整備促進事業 下田2期地区 多面的機能支払(農地維持支払・資源向上支払)事務 国営総合農地開発事業 下田地区 償還業務 等 |